60の自分を愉しませる暮らし

会社員じゃなくなる人生。60歳からは気ままに自分を愉しませて暮らす

新しい今日の始まり

10月31日に一旦職場を離れました。
今日から有給休暇開始です。



今日は朝から歯医者に行って、新しいセラミックの歯が3本入りました。


二か月掛かって、顔に合う綺麗な前歯を作って貰い、29万円のお支払。

昨日の送別のお礼などなどで、月をまたいで痛い出費続きですが、


門出の日に新しい歯がきらりです(笑)



昨夜、退職の報を初めて伝えたら、仕事終わりの古くからの友人が、尋ねて来てくれたので、おでんを煮て、ほうれん草のごま和え、もやしのナムル、白菜とリンゴのサラダを作り、一緒に食事を。


まずは新しい前歯を見せて、ひと笑い。


歯で大笑いし、金額でひと騒ぎし、食事の写真を撮るのをすっかり忘れたのが、とても残念です。


食事をしながら、この三か月間の退職への道なりを話し、共感したり、憤慨したり、呆れたり・・・。


話しているうちに、何で笑い話になるのかなと言いあいながらもなんでか面白い話になる。


互いに職責をもつ身分を経験した。
彼女は、役職定年をし、以前と変わらぬ仕事を任されつつも、上下関係が逆転し、邪険に扱われながらも、後輩をしっかり育てている。


昭和の勤勉さなんて、評価の対象でないのだなぁとしょんぼり。


どんな能力も特性も、縁故に勝ることはなく、男性という肩書の力は大きいと又しょんぼり。


止まらぬおしゃべりと、止まらぬお箸と、素早い咀嚼こそ、私達の最大の特技。

よく食べる女の肩書が私達にはあると

話を混ぜ返し、大笑いに変えておく。


土鍋一杯のおでんも底をつき、

珈琲を二杯のみ、持参のケーキも胃袋に納めて、お腹も心のエネルギーも満タン。


今夜はもう眠れんかもしれんなぁ。
二回ほどトイレに通うかもね。
明日お化粧の乗りが悪いかも。
そりゃ今始まった事じゃないけどね。


と笑いあいながら、11時に気づき慌てて片付け。



茶菓子に出した、後輩から貰ったクッキーに小さなお手紙発見。


こうゆう手紙を貰える後輩を育てた事が功績だと、云われ涙が溢れる。


20年程過ごした会社。

上席が孤独にならぬように、後輩が傷つかぬように、弱い立場の者の功績をどう伝えるかと、仕事以外のことが沢山あった。


苦しい事も、辛いことも沢山あったけれど、愉しい事も一杯あった。

この手紙で何もかもが報われた。


明日早速お礼のラインを送ろう。


今日は特に愉しい一日だった。