60の自分を愉しませる暮らし

会社員じゃなくなる人生。60歳からは気ままに自分を愉しませて暮らす

40年来の友人と思い出とネギ焼

いつもの4人での久しぶりの夕飯は、


「今日は孫の世話をしているけど、うちにおいで」の一言で、40分のドライブ。


いつもの話題の上る友人4人。
高校の同級生であり、互いの実家も行き来し、親兄弟、家庭事情、恋愛情報、仕事の愚痴から趣味や近所の話から、親兄弟以上に、何でも昔から詳細に話し合ったいわゆる幼馴染的な友人。


指を折ると・・・・・そろそろ半世紀になるのかも(笑)
怖すぎる(笑)


高校生の頃を思い出すと、いつも一緒に騒いでいた。
休み時間を待って廊下に集合し、わちゃわちゃ騒ぎ、誰かがラブレターを貰ったとひと騒ぎし、水泳の時間は全員で体調不良の振りをして新任の若い先生を困らせたり、3年間を謳歌した事ばかり思い出す。


なぜだか気の合う先生も何人かいて、冬は体育教官室のこたつで過ごし、食堂のおばちゃん(今の私たちより若いはず)は、クラブ終わりに、お小言も言いながら、炊きたてご飯のおにぎりなどを握ってくれた。


大人になってからは、先生たちが酒宴に誘ってくれて、お酒の飲み方も教わった。
今思うと、いつも善い大人が傍にいてくれて、思春期の心の栄養と私たちの思い出も沢山くれたと感謝の思いになる。


進路、就職、結婚とそれぞれに縁の薄い時期もあったはずなのに、
スキーは一緒に習ったし、見合い相手の愚痴も確かしたはず。
免許取りたてドライブは京都だったし、初めてのグループデートも彼女達だったような気がする。


3時半から二人を迎えに回る車内。
ひさしぶり~♪の挨拶もそこそこに、ここ最近の話に花が咲きだす。
もう満開(笑)


Kちゃんのおうちに到着し、
Iちゃんは淡路島土産のたまねぎスープ。
Cちゃんは京都のおかきに湯葉丼の素。
私は、近所のキムチ屋のキューリキムチ。
それぞれ今日の手土産の授受会が続く。


昼寝から起きたほかほかの頬っぺたの孫ちゃんが、ばぁばの増量にびっくり!!


そりゃびっくりするよね。
寝て起きたら婆さんだらけだもんね、怖いよねと大笑い。


うちの孫っちの置き土産の、キラキラ指輪のお土産をプレゼントしてみたけれど、ばあば増量のショックには勝てぬ模様(笑)


新鮮な青ネギたっぷりのネギ焼と、巻きずしの夕食。
料理好きのKちゃんは本当に何をしても手早く、味付けも上手。


粉が少なく、山芋と大量のネギのネギ焼は、ふわふわで軽く、ネギの新鮮な香りと甘さでとても美味しい。
いつものように大ボリュームで矢継ぎ早に喋る、食べるで、またまた写真を撮る日今もなく、残念な結果となった。



ただいまぁと元気良く帰ってきた孫ちゃんのママも娘の幼馴染で同級生。


結婚も、出産も日が近かったので、赤ん坊の時から見てきた顔。
歩いた走ったと喜び合った事が、つい最近のようなのに二人ともワーキングママ


自分の道をしっかりと自分の足で歩いているのが嬉しくもあり、逞しくもあり、もう親せきに近い感覚(笑)


この娘は機能訓練士さんに加え、オキソオパシー(?)だったかの資格も取得した勤勉家。
体のゆがみを見てくれて、適切なアドバイスをくれる頼もしい主治医。
なぜだか、誰のどんな言葉より信じられるのが、もう親せきの骨頂(笑)



のんびり施術を受けている間に、おば様たちの愚痴は沼に入っていた。
会社での、役定を迎えた二人の就労状況はとても厳しそう。


部下や上司からの突き上げ、閑職への移動、給与の大幅減少。
この間まで肩書を持ち、40年間事務を一手に引き受けていた功労者の彼女は、広大な社内の清掃を一任され、降り注ぐ落ち葉と終日戦っているのだとか。
こんな無慈悲な会社もあるものなのだと呆れる。


もう一人の友人も、スタッフに降格した途端に雑用を回されると憤慨。


定年を待たずに少し早い目の退職を勇退と云うよと、先輩が3年前に退職した際に教えてくれた言葉の裏にこんな事情も隠れていたのかなとふと思い出す。


退職は経済的に大きな変化だったけれど、精神的には今、解放されて満ち足りている。
それぞれ人生の目標値が違うけれど、わたしにはこれが最良だった。


時計を見るともうシンデレラの馬車がかぼちゃに戻るお時間。


なんだか顎が痛いわ。
と云いながら続きは6月の旅行の時にと、予定を組みながらお暇。


今日はいろんなことを思い出せた、海馬が刺激をうけた善い一日だった。
しあわせな毎日に感謝。